公募増資を中止したアンジェス(4563)が急落した理由について_トレードのヒント

公募増資を中止したアンジェス(4563)が急落した理由について_トレードのヒント

10月13日引け後に、アンジェスが公募増資中止を発表しました。


平成27年10月13日、取締役会において新株式発行及び株式売出の中止について決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。


新株式発行及び株式売出しの中止に関するお知らせ
 アンジェスIRより 2015年10月13日


アンジェスのIRを受けた翌10月14日は株価が急落しました。

公募増資というのは、不特定多数の投資家に対して、新しく発行する株式を取得するよう求めることです。
市場に流通する株式が増えるのです。

すると、現在流通している株式の価値は落ちますので、株価も下落します。

公募増資中止というのは、本来増える予定だった株式が増えない、つまり元のままなわけですから、公募増資のアナウンスをした後下落した価格分も元に戻りそうです。


今回は、さらに株価は下落しました。

TAのイベント投資研究所の検証結果

反射的に反応すること
2015年8月26日引け後、ノジマ(7419)は公募増資の中止を発表しました。

翌日はストップ高配分で引けました。

理屈上でも株価は上昇するはずであるし、公募増資中止を発表した企業の株価が急上昇した事実もあります。


なぜアンジェスの株価が下落したのでしょうか
先ほど引用したIRの続きを読みます。


新株式発行及び株式売出の公表後、複数の有力な機関投資家層から当社に対するご興味をいただいたものの、多くの投資家から当社の開発プロジェクトがさらに進展した段階で投資を行いたいとの意見をいただきました。


新株式発行及び株式売出しの中止に関するお知らせ
 アンジェスIRより 2015年10月13日


今の段階では金を出しても儲かるかわからないからもっと先の段階に進んだあとで投資しますよというのが多くの投資家の意見だそうです。

ノジマが公募増資を中止した理由が、市場環境が悪く株価が急落したため必要なだけの資金を集められないためでした。

中止の理由がまったく違うのですね。

かたや自分たちの事情で、かたや自分たち以外の事情で。


公募増資中止イベントはそれだけで勝ててしまう便利な武器ではなく、使いどころを誤ればダメージを食らってしまうものなのですね。



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