権利確定月が3月の日本製紙(3863)の株主優待は、家庭用紙製品の詰め合わせセットです

権利確定月が3月の日本製紙(3863)の株主優待は、家庭用紙製品の詰め合わせセットです

「株主優待投資(イベント投資)に優位性はあるのでしょうか?」
で始まる優待検証シリーズの3月編を始めます。
※ 2月編は「権利確定月が2月のあさひ(3333)の株主優待は、お買い物券です」からスタートしています。

3月に権利が確定する銘柄をランダムに抽出していきます。
1ヶ月後にデータ検証をします。

3銘柄目は、日本製紙(3863)です。
ティッシュやトイレットペーパー、キッチンペーパーなどがもらえるのでしょうか。
いくらストックあっても困ることのない便利商品です。

TAのイベント投資研究所の検証結果

銘柄のステータス
日本製紙株式会社は、日本第2位の製紙業会社で、日本製紙グループの中核会社です。

企業サイトの「社長メッセージ」を引用します。


また当社は、アジアをはじめ世界へ、これから成長する市場を目指していきます。

その際、紙はもとより、木材の総合利用をベースとする事業領域の拡大こそ、当社の目指す飛躍の方向となります。


社長メッセージ
 日本製紙HPより

言葉の一つ一つから伝わるのは、力強いメッセージです。
日本で2位、世界で8位という規模の大きい会社は言うことが違います。

優待を設定する必要がどこにあるのかわかりません。


日本製紙の権利確定日は、3月31日です。
権利付最終日は、2016年3月28日月曜日となります。

株主優待の内容は、以下の通りです。
(1) 自社グループで製造・販売している家庭用品詰め合わせ
日本製紙(3863)の優待内容(2015年12月13日現在)
必要株数 優待内容
100株以上 (1)
自社製品というのがいいです。商品の宣伝になりますから、うまくいけば商品に愛着が生まれる・・・・・・というのは書きすぎですね。
腐ることがないので気軽に優待ただ取りに挑戦出来そうな銘柄です。かさばりますが、自分で購入する手間が省けると思えば、デメリットは小さいでしょう。


次は、利回りと売買最低代金等です。
日本製紙(3863)のステータス(2015年12月13日現在)
利回り 売買最低代金 時価総額 市場 PER(予想) PBR(実績) 始値 終値
3.1% 191900円 2230億円 東証一部 14.8倍 0.47倍 1888円 1919円
利回りの3%はおいしいです。
PBRは1倍割れ、PERも低めの値です。
東証一部企業で、出来高もあるので、注文できないといった悩みとは無縁です。ただ、企業規模の大きさから、ガンガン優待パワーが効くのかはわかりません。

決算短信から
決算短信からもデータを抜き出します。

2年分の四半期ごとの売上と利益です。単位は百万円です。
日本製紙(3863)の売上利益(2015年12月13日現在)
決算期 売上 営業利益 経常利益 純利益
2016 2Q 247864 4117 5471 1651
1Q 251901 4304 10725 12633
2015 4Q 264884 4395 3318 -4313
3Q 271624 6727 7147 6342
2Q 260769 6257 6705 17960
1Q 255214 6277 6034 3194
2014 4Q 279391 10623 9442 7775
3Q 278569 7502 7828 5776
マイナスがほとんどないのがいいですね。
ただ、業績は落ち気味です。
変化率がわかりにくいので、四半期ごとの業績変化を見てみましょう。

各四半期において、どの程度変化したのかを計算します。
日本製紙(3863)の売上利益変化率(2015年12月13日現在)
決算期 売上変化率 営業利益変化率 経常利益変化率 純利益変化率
2016 2Q -4.9% -34.2% -18.4% -90.8%
1Q -1.3% -31.4% 77.7% 295.5%
2015 4Q -5.2% -58.6% -64.9% -155.5%
3Q -2.5% -10.3% -8.7% 9.8%
一転してマイナスだらけの表ができあがりました。
これでは下方修正が入ってしまいます。

キャッシュフローの状況を見ます。
日本製紙(3863)のCF(2015年12月13日現在)
決算期 営業CF 投資CF 財務CF
2015 4Q 81846 -42483 -52744
2014 4Q 75763 -24861 -65487
営業CFの範囲内に、投資CFがおさまっています。


業績指標を計算します。

ROAは、総資産に対する経常利益の占める割合です。単位は、%。

アクルーアルズ(会計発生高)の計算式は、会計利益 – 営業CF です。アクルーアルズが大きいということは、現金化されていない利益が計上されていることをあらわします。
日本製紙(3863)の業績指標(2015年12月13日現在)
決算期 ROA アクルーアルズ
2015 4Q 1.6 -67923
2014 4Q 1.9 -58853
ROAが若干下がっているのは、経常利益が2014年ほどの数字が出なかったためでしょう。


優待内容は地味ですがポイントは高いです。
利回りもいいですし流動性もありますが、時価総額2000億円を超えているために、優待エッジがどれほど効いているのかわかりません。

業績がイケイケなら優待抜きで保有し続けてもいいかもしれません。
日本製紙にかぎったことではありませんが。


上記情報が参考になれば幸いです。


※権利確定月が3月の株主優待銘柄をランダムに選んでいます
※取り上げた銘柄については、買い推奨も売り推奨もしていません
※投資は自己責任でお願いします


日本製紙(3863) メモ(2015年12月13日現在)
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