テクノクオーツ(5217)の株主優待は、山形県産高級さくらんぼです(権利確定月が3月銘柄)

テクノクオーツ(5217)の株主優待は、山形県産高級さくらんぼです(権利確定月が3月銘柄)

「株主優待投資(イベント投資)に優位性はあるのでしょうか?」
で始まる優待検証シリーズの3月編を始めます。
※ 2月編は「権利確定月が2月のあさひ(3333)の株主優待は、お買い物券です」からスタートしています。

3月に権利が確定する銘柄をランダムに抽出していきます。
1ヶ月後にデータ検証をします。

5銘柄目は、テクノクオーツ(5217)です。

週株! TAのイベント投資研究所

銘柄のステータス
テクノクオーツ株式会社は、東京都に本社を置く半導体メーカーで、ジーエルサイエンスの子会社です。

企業サイトの「社長あいさつ」を引用します。


このように、「道は一つ、共に進もう」という当社のスローガンに沿った付加価値経営こそが躍進の原動力であり、成長の糧として継続してまいります。

今後ともジーエルサイエンスグループの一翼として精進してまいりますので、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


株主・投資家の皆様へ
 テクノクオーツHPより

全文を読みましたが、半導体メーカーだからこそのメッセージはありませんでした。他の業種の社長挨拶として、このまま転記されていたとしても十分通じる内容です。

「ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」という文言は今までみてきた優待企業の中では初めてでした。

テクノクオーツの権利確定日は、3月31日です。
権利付最終日は、2016年3月28日月曜日となります。

株主優待の内容は、以下の通りです。
テクノクオーツ(5217)の優待内容(2015年12月20日現在)
必要株数 優待内容
1000株以上 山形県産高級さくらんぼ
高級さくらんぼとは、企業HPによると佐藤錦のことですのようです。提携農家から直送です。
半導体とさくらんぼとは関係ないではないかと思われるかもしれませんが、テクノクオーツが山形県山形市からスタートしたためでしょう。


次は、利回りと売買最低代金等です。
テクノクオーツ(5217)のステータス(2015年12月20日現在)
利回り 売買最低代金 時価総額 市場 PER(予想) PBR(実績) 始値 終値
0.99% 504000円 39億円 東証JASDAQ 27.4倍 0.57倍 504円 504円
利回りは1%。さくらんぼの価格がわかりませんが、5000円程度とすると、優待利回りは1%。
優待利回りと利回りの合計で2%弱です。ぱっと目を引くような数字ではありません。

ただ、優待投資の点からみると、佐藤錦のポイントが高い。

決算短信から
業績はどうなのでしょうか。
決算短信からもデータを抜き出します。

2年分の四半期ごとの売上と利益です。単位は百万円です。
テクノクオーツ(5217)の売上利益(2015年12月20日現在)
決算期 売上 営業利益 経常利益 純利益
2016 2Q 1330 22 14 -3
1Q 1425 125 137 118
2015 4Q 1486 119 100 35
3Q 1384 68 93 57
2Q 1155 -44 -6 -7
1Q 1152 75 76 47
2014 4Q 1774 311 275 181
3Q 1959 322 347 202
四半期ごとの傾向はなさそうです。
変化率がわかりにくいので、四半期ごとの業績変化を見てみましょう。

各四半期において、どの程度変化したのかを計算します。
テクノクオーツ(5217)の売上利益変化率(2015年12月20日現在)
決算期 売上変化率 営業利益変化率 経常利益変化率 純利益変化率
2016 2Q 15.2% -150.0% -333.3% -57.1%
1Q 23.7% 66.7% 80.3% 151.1%
2015 4Q -16.2% -61.7% -63.6% -80.7%
3Q -29.4% -78.9% -73.2% -71.8%
マイナスが並びます。
しかもどのセルも数字が大きい、つまり業績のぶれが大きいですね。

キャッシュフローの状況を見ます。
テクノクオーツ(5217)のCF(2015年12月20日現在)
決算期 営業CF 投資CF 財務CF
2015 4Q 573 -320 -383
2014 4Q 200 -26 100
バランスは悪くはなさそうです。


業績指標を計算します。

ROAは、総資産に対する経常利益の占める割合です。単位は、%。

アクルーアルズ(会計発生高)の計算式は、会計利益 – 営業CF です。アクルーアルズが大きいということは、現金化されていない利益が計上されていることをあらわします。
テクノクオーツ(5217)の業績指標(2015年12月20日現在)
決算期 ROA アクルーアルズ
2015 4Q 2.9 -415
2014 4Q 8.7 245
ROAが大幅マイナスです。要因は経常利益の前年比大幅マイナスにあります。この業績では、人気は集まりにくそうです。


業績のぶれが大きいため、業績だけではなかなか買えないかなという印象です。
優待はよさげなのでエッジがあるかもしれません。エッジがあるかどうかは、過去のチャートを見てみればわかります。


上記情報が参考になれば幸いです。


※権利確定月が3月の株主優待銘柄をランダムに選んでいます
※取り上げた銘柄については、買い推奨も売り推奨もしていません
※投資は自己責任でお願いします


テクノクオーツ(5217) メモ(2015年12月20日現在)
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