ZAi理論株価と桐谷さんの株主優待投資

ZAi理論株価と桐谷さんの株主優待投資

1年ほど前の2015年1月7日、「理論株価の使い方を株主優待の桐谷さんから学ぶ」という記事を書きました。

マネー雑誌ZAiに理論株価が掲載されることがあります。その理論株価を、桐谷さんはユニークな使い方をされているといった内容です。

通常、理論株価を算出するタイミングで(多くは決算発表でしょうが、ZAi理論株価の場合はZAiの発売日でしょう)、実際の株価と理論株価を比較します。
  株価の方が安ければ、買い。
  株価の方が高ければ、売り。
以上の投資行動をとると思います。

桐谷さんは、理論株価と年初来安値を比較されていました。

これ以上詳しい説明は書かれていないのですが、ZAi OnLineのイラストを見ると、年初来安値を更新したとき、その銘柄の理論株価を引っ張り出してきて比較するというやり方のようです。

この投資法を整理します。

・Zai理論株価発表時、年初来安値はわかります。
 → ・この年初来安値を使って、配当利回りや優待利回りも計算できます(配当と優待利回りの合計が3%以上だと、桐谷さんの合格サインがでます)。
 → ・さらに、理論株価と年初来安値の比較もできます。

 → ・よって、ZAi理論株価発表時には、銘柄抽出は完了できます。

・あとは、抽出銘柄群が年初来安値を割ってくるかだけを監視すればいいですね。


この投資法は、理論株価に株価が収束するはずという期待が前提としてあります。

桐谷さんが参照している「理論株価」とはどのようなものでしょうか。

ZAiが3ヶ月に一度公開している理論株価についてみていきます。

週株! TAのイベント投資研究所

理論株価の計算式
理論株価の求め方です。ZAiには、

  理論株価 = 成長価値 + 利益価値 + 資産価値

と書かれています。各項は、以下の通りです。

  成長価値・・・・・・前期と今期予想の売上高の伸び率から成長率を算出し、各年の1株益を計算
  利益価値・・・・・・今期の予想1株益 * 年数(年数は業種ごとに異なる)
  資産価値・・・・・・直近の1株あたりの株主資本


資産価値は四半期決算短信から引っ張ってこれば良いでしょう。
利益価値についても、納得感はあります。

わかりにくいのは、成長価値でしょうか。
例えば、売上高伸び率が5%として、今期の1株益が100円として、建設業(4年)とすると、
  成長価値 = 2年目の成長 + 3年目の成長 + 4年目の成長
       = (100*1.05 – 100) + (100*1.05*1.05 – 100) + (100*1.05*1.05*1.05 – 100)
と計算できます。

売上高変化率を、利益成長率として代用した点が面白いですね。
利益価値を数年でぶったぎっているところもわかりやすいです。


以上で理論株価の紹介は終わりです。
理論株価は自分で計算すると面倒ですが、実際は計算しなくても、ZAiの数字を適宜参照すればいいだけのことです。
上場企業すべてを見る必要はなく、利回りの条件(配当利回りと優待利回りの合計で3%以上)を満たしたもののみだけでいいですね。


いちいち理論株価を参照するのが面倒です。


もっと簡単な方法はないのでしょうか。




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