ZAi理論株価をカットし整理しまとめていくと、桐谷さんの株主優待投資法の正体が見えてきます

ZAi理論株価をカットし整理しまとめていくと、桐谷さんの株主優待投資法の正体が見えてきます

2016年1月3日、「ZAi理論株価の意味とより簡単な方法」の続きです。
ZAiの理論株価をより簡単にしていきます。

ZAiの理論株価の算出式は以下の通りです。

  理論株価 = 成長価値 + 利益価値 + 資産価値

上式から、成長価値を無視できると考えると、

  理論株価 = 利益価値 + 資産価値
       = 予想1株益 * 年数 + 1株あたりの株主資本

となります。

予想1株益や、1株あたりの株主資本に見覚えがあるような・・・・・・。

そうです。
PERやPBRの計算に出てきました。

ここで、PERとPBRの定義式を思い出します(Google検索します)。

  PER = 株価 / 予想1株益
  PBR = 株価 / 1株あたりの株主資本

2式を変形しますと、

  株価 = PER * 予想1株益
  株価 = PBR * 1株あたりの株主資本
  
となります。

どこのサイトにものっている当たり前の式ですね。

週株! TAのイベント投資研究所

理論株価を要約すると
当たり前の式、
  株価 = PER * 予想1株益
  株価 = PBR * 1株あたりの株主資本
をもうすこしいじります。

2式を足し合わせますと、
  2 * 株価 = PER * 予想1株益 + PBR * 1株あたりの株主資本

よって、
  株価 = 1/2 * ( PER * 予想1株益 + PBR * 1株あたりの株主資本 )

この式と、理論株価の式を比較してみましょう。
  理論株価 = 予想1株益 * 年数 + 1株あたりの株主資本

株価と理論株価が一致しているとすると、

  年数 = 1/2 * PER
  1 = 1/2 * PBR

となりますね。年数は業種ごとに異なる値をとるようで、例えば建設業なら4年です。よって、建設業の場合、
  4 = 1/2 * PER
  1 = 1/2 * PBR

計算しますと、
  PER = 8
  PBR = 2
となります。

建設業の場合なら、「PERが8倍で、PBRが2倍が、妥当な株価(理論株価)である」という意味になります。

そして、理論株価が実際の株価よりも高い、つまり実際の株価が割安であるとは、「PERが8倍で、PBRが2倍」を下回っていることとだいたい同じ意味になります(成長価値を0と仮定しているため)。


だいぶ、スッキリしました。


理論株価という言葉は近づきにくいオーラを出していますが、PBRとPERを合算したものにすぎません。

桐谷さんの優待投資法をあらためて考察します。

配当利回りと優待利回りで3%以上の銘柄群をユニバースにし、年初来安値と理論株価を比較し、年初来安値が理論株価よりも安ければ買うという方法です。

理論株価がPBRとPERを合算したものですので、「年初来安値が理論株価よりも安ければ買い」ということは、「PBR・PERが2倍・8倍(建設業の場合)を下回っていれば買い」と言えます。

整理しますと、桐谷さんの優待投資法は、PBRが小さければ買い、PERが小さければ買いというよくある投資法であるとわかりました。

これなら、ZAiをいちいち参照しなくても、YahooFinanceや各証券会社のスクリーニングツールだけで簡単にマネができますね。



  マネは、できますね。




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