理論株価がわかるのはZAi発売日だけではない話

理論株価がわかるのはZAi発売日だけではない話

ZAiが3ヶ月に1度発表する理論株価を分解すると、PBRとPERがでてきました。
(「ZAi理論株価計算式を変形するとPBRとPERが出てきました。納得できない部分があります」左のエントリー参照)

例えば、建設業ならば、PER8倍・PBR2倍あたり(成長価値が0と仮定すると)が理論株価となります。

  PER8倍・PBR2倍よりも実際の株価が高いと、割高。
  PER8倍・PBR2倍よりも実際の株価が低いと、割安。

納得感のある目安だと思います。


さて、PERやPBRを計算するには、決算の数字が必要です。3ヶ月に一度決算が発表されるため、3ヶ月に一度、理論株価が更新されますね(3ヶ月程度で、実際の株価が理論株価に収束するならば、理論株価はかなり役に立ちそうです)。


今日の記事で書きたいことは、

  「3ヶ月に一度しか、理論株価は更新されないのか」

という素朴な疑問の提示と考察です。

週株! TAのイベント投資研究所

反例ならいくらでも出てきます
例えば、とある企業が100%減資になることが確実になったとしましょう。
発行済み株式数がすべてゼロになりますので、株主は全額損失です。そのため株主は手持ち株式を投げ売ります。
株価は限りなく0円に近づきます。

では、理論株価はいくらになるでしょうか。

株式数がゼロになるのは将来の話です。株価が0円に近づいている現在では、いまだ株式は存在します(株式が存在しないのであれば、株価は不定)。
しかし、確実にゼロとなることがわかっており、市場参加者もそれを認識しているのなら、株式数をゼロとして、理論株価を再計算しなおしてもいいでしょう。

株式数をゼロとすると、予想一株益や一株あたりの株主資本を計算することができません。理論株価は計算不可です。
理論株価そのものが意味をなしません。


以上、100%減資の事例のように、決算発表以外のタイミングであっても、理論株価が更新されます。

100%減資の事例以外で、理論株価更新タイミングはあるでしょうか。


  もちろん


理論株価更新のタイミングは、予想一株益や、一株あたりの株主資本の変更時ですからね。




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