興研(7963)の株主優待は、自社商品割引券です(権利確定月が6月銘柄)

興研(7963)の株主優待は、自社商品割引券です(権利確定月が6月銘柄)


「株主優待投資(イベント投資)に優位性はあるのでしょうか?」

6月に権利が確定する銘柄をランダムに抽出していきます。
1ヶ月後にデータ検証をします。

2銘柄目は、興研(7963)です。

優待銘柄の枠組みにいれるような銘柄ではないのですが、気がつかないフリをして話を進めます。

週株! TAのイベント投資研究所

銘柄のステータス
興研株式会社は、防塵マスクメーカーです。
主力が防塵マスクで、他にも防毒マスクや送気マスクの標準品の設計や製造を行っています。

企業サイトの「社長メッセージ」を引用します。


社長の村川でございます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

興研は創業以来、産業用マスクを中心としたセーフティ事業で成長して参りましたが、近年オープンクリーンシステム「KOACH」を中心としたクリーン事業を立上げ、新たなステージへ登ろうとしています。


株主・投資家のみなさまへ
 興研HPより

地味なサイトです。
企業サイトと言うよりも、数年前、10年以上前の個人サイトの趣があります。

サイトから受ける印象通り、メッセージは真っ当です。
メッセージも真っ当ですし、社長の写真も生真面目そのものです。

優待もチャラチャラなんかしていません。
以下で詳しく見ていきましょう。

興研の権利確定日は、6月30日です。
権利付最終日は、2016年6月27日月曜日となります。

株主優待の内容は、自社商品割引券です。
興研(7963)の優待内容(2016年03月18日現在)
必要株数 感染対策用マスク 火災・特殊災害避難用マスク
1000株以上&1年以上保有 100%割引20枚・30%割引50枚 30%割引2個
5000株以上&1年以上保有 or 3000株以上&3年以上保有 100%割引20枚・30%割引100枚 100%割引1個・30%割引5個
5000株以上&3年以上保有 or 3000株以上&5年以上保有 100%割引30枚・30%割引200枚 100%割引2個・30%割引10個
結構複雑です。
1年以上保有しないと貰えませんから、優待目当ての買いは集まりにくそうです。

感染対策用マスクの一つは、ハイラック350型という商品名の使い捨て防塵マスクです。10枚入り3000円相当、1枚300円ですが、amazonの評価は上々です。
火災・特殊災害避難用マスクは、1個3万円相当の品だそうです。感染対策用マスクの100倍の価格です。値段だけで、効果に期待できそうですね。

次は、利回りと売買最低代金等です。
興研(7963)のステータス(2016年03月18日現在)
利回り 売買最低代金 時価総額 市場 PER(予想) PBR(実績)
1.6% 155900円 79億円 東証JASDAQ 29.3倍 0.9倍
優待をフルに使うと優待利回りは1%を超えますが、100%割引だけなら1%未満です。
利回りはそれほど魅力的ではありません。

しかも、優待を手に入れるには1000株以上の保有が条件となっています。100株で15万円必要なので、1000株なら150万円必要です。
この点も優待目当ての買いが集まりにくいと考えるところです。


業績はどうでしょうか。
決算短信から
決算短信からもデータを抜き出します。

2年分の四半期ごとの売上と利益です。単位は百万円です。
興研(7963)の売上利益(2016年03月18日現在)
決算期 売上 営業利益 経常利益 純利益
2015 4Q 2355 208 201 129
3Q 1700 73 36 20
2Q 1684 64 45 11
1Q 2046 181 167 77
2014 4Q 2299 170 161 82
3Q 1686 61 51 36
2Q 1469 -71 -96 -87
1Q 2046 210 199 116
1Q4Qに売上利益とも良くなっていますね。
12月決算の企業なので、1Qは1-3月、4Qは10-12月です。1Q4Qに売上が伸びる理由も想像がつきます。

各四半期において、どの程度変化したのかを計算します。
興研(7963)の売上利益変化率(2016年03月18日現在)
決算期 売上変化率 営業利益変化率 経常利益変化率 純利益変化率
2015 4Q 2.4% 22.4% 24.8% 57.3%
3Q 0.8% 19.7% -29.4% -44.4%
2Q 14.6% - - -
1Q 0.0% -13.8% -16.1% -33.6%
「-」は、前年がマイナスであった(または、データを取得できなかった)ことを意味しています。

売上はともかく利益がマイナスなのが気になります。前年同期比マイナスだということは、翌年はプラスになる可能性が高まるわけですから、業績の見た目はよくなりそうです。

しかし、業績で買えばいいという銘柄ではありません。
優待がおいしいぜという銘柄でもありません。

過去の株価が際だった動きをしていることはすぐにわかることでしょう。こういうのに初動でのることができれば面白いのですが、
なかなか、
それが、なかなか難しい。


上記情報が参考になれば幸いです。


※権利確定月が6月の株主優待銘柄をランダムに選んでいます
※取り上げた銘柄については、買い推奨も売り推奨もしていません
※投資は自己責任でお願いします


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