消費税増税先送りイベントは買いなのか売りなのか、それとも ?

消費税増税先送りイベントは買いなのか売りなのか、それとも ?


2016年5月27日、日本が議長国を務めた伊勢志摩サミットが閉幕しました。閉幕にあたり、安倍首相は世界経済が大きなリスクを抱えている認識を示します。


安倍晋三首相は27日午後、閉幕に当たって記者会見し、主要7カ国(G7)が世界経済について「強い危機感を共有した」と表明した。

冒頭発言では「リーマン・ショック」との言葉を繰り返し使ったうえで「最も懸念されることは世界経済の収縮」と強調し、世界経済がはらむリスクについて力説した。


焦点:サミットで経済認識一致せず、危機強調の裏に増税延期模索の声
 REUTERSより 2016年05月27日

「リーマンショック前と似た状況」であると、安倍首相はもちろん考えていないでしょう。
「リーマンショック」という言葉を使った理由は、以下ですね。


安倍晋三首相は2日午後の参院予算委員会で、リーマンショックや大震災のような事態が起きない限り、消費税の再増税を延期しない考えに変わりはないと述べた。


リーマンショックや大震災の事態ない限り増税延期しない=安倍首相
 REUTERSより 2016年03月02日

「世界経済はリーマンショック前のような状態だから、消費税増税の再延期するよ」、ですね。


週が明けた5月30日月曜日から、日本株式市場は消費税増税延期を織り込んだ動きを見せています。

週株! TAのイベント投資研究所

一例は一例です
時機を逸した感がありありしますが、2014年の消費税増税イベントを振り返ります。当時発生したイベントを整理すると、以下の表になります

2014年消費税増税イベントのまとめ
date event
10月31日 追加緩和
11月xx日 増税延期の観測報道(解散を意味)
11月18日 解散表明
11月21日 解散
12月02日 公示
12月14日 投開票

増税延期効果を取り出すためには、
  1)日銀追加金融緩和
  2)衆議院解散
1)2)の効果を取り除かないといけません。

気をつけなければならないことは、1)2)のイベント発生開始日が各々異なっていること、さらに増税延期イベント開始日も1)2)と異なっていることです。

1)の影響を見積もるために、過去のデータにあたる必要があります。黒田バズーカ1がそうですが、一例しかありません。

2013年4月4日、バズーカが炸裂したときのデータを使うしかありません。以下がそのチャートです。
20160531_nikkei

4月4日を含め、6営業日目の終値で13500円を超えるまで、上昇を続けています。その後、6営業日は上昇が止まりますが、4月22日の終値で13500円を再び超えました。


次は、2)の効果を見積もります。
やることは単純です。1)と同じことをすればいいだけです。衆議院の解散は過去何度もあったため、平均を取ることでノイズを低減することができますね。
選挙イベントの検証については、ダントツ投資研究所の夕凪所長が10年以上前にされていますので、割愛します。
ざっくりまとめると、選挙の公示日から選挙日までは上昇するという結果でした。

結論
データが揃いました。そろそろ結論を下しましょう。
2014年の増税延期時のチャートを再掲します。

20160515_nikkei2

上記チャートから、バズーカ1炸裂時の効果と解散選挙時の平均的な日経の動きをさっぴくと、

  増税延期イベントの効果は、やや上昇

となります。

はっきりとしたエッジはないということですね。
ちなみに、イベントの継続期間は数日間であると仮定しています。


では、以上の結果を生かした投資行動はどのようなものになるのでしょうか。

今回のようなイベントに着目した短期トレードの技術については、「Factatics_Fund」で知ることができます。


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